メキシコ産有機栽培バナナ
◆メキシコの基本情報
メキシコの人口は約1億2,700万人で、日本の人口とほぼ変わりがありません。しかし面積は196万㎢で、日本の約5倍あります。気候は日本と同様に、暑い時期と寒い時期がありますが、さらに雨季と乾季があります。日本との時差は首都メキシコシティで-15時間あり、メキシコシティが正午の時、日本は翌日の午前3時です。公用語はスペイン語で、通貨はペソです。(1ペソ=約7.6円)
◆バナナの産地
バナナの品種はキャベンディッシュ種エナーノジャイアントで、産地はメキシコ中西部の太平洋側に位置するコリマ州テコマン地区です。コアウアヤナ川を挟む5ブロックのプランテーション約89ヘクタール、海岸線より約2km、標高15m~20mの粘土質の土壌です。年間降雨量は約500ml(雨季6~8月)と少なく、一年を通じて安定した熱帯乾燥気候で、病害虫の発生が少なく、汚染源の無い園地環境が有機栽培を可能としています。前生産者会長のカルロス・コルテス氏は1972年の開園当初から有機栽培に取組み、娘マイラ氏に引き継がれています。2001年には日本農林規格の有機JAS認証を取得しました。
有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。
◆有機食品の検査認証制度とは?
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
◆生産者メッセージ
1972年の開園当初から、食の安心・安全をモットーに有機栽培に取り組んでまいりました。日本の有機認証制度の施行と同時に有機JASの認証も取得しました。誰もが安心して、美味しく食べていただけるバナナの生産に、これからも一生懸命取り組んでまいります。
マイラさん(左)
ダニエラさん(中央)
マヌエルさん(右)
マイラさん・マヌエルさんと
園地従業員の皆様
ダニエラさん(左)とマイラさん(右)
マヌエルさんと
園地従業員の皆様
パッキングハウス作業員の皆様
自然豊かな有機栽培バナナの園地
★メキシコバナナの事をもっと知りたい方は、「株式会社アルコインターナショナル」のホームページをご覧ください。
有機栽培バナナの生産を通し、様々な支援活動も行っています。
★グロー(grow)
Giving Resources
and Opportunities to Workers
~労働者に支援と機会を提供します~
★2005年『grow基金』を設立 (対象:有機農産物)1箱60¢
★基金の管理と運用を国際コニュニティー財団に委託
(International community Foundation)
年間約4,000万円相当の基金の積上げと運用
grow基金による、様々な支援活動を行っています。
Organics Unlimited 社の
ダニエラさん(左)とマヌエルさん親子
現地では多くの子供たちが基金の支援により勉強をしています。子供たちの目標は獣医・建築家・薬剤師・農業・考古学者などです。
「grow」基金創設
Organics Unlimited社のマイラ代表
~メッセージ~
私たちは、バナナの生産を通じて持続可能な生産と、それを支える地域社会に貢献することをめざし、「grow」の取り組みを進めています。皆さまの利用が、子供たちの未来や笑顔につながっています。
★「コープデリ事業連合」様の取り組み
コープデリ事業連合様ではメキシコバナナ(有機栽培)の売り上げの一部をgrow基金へ寄付することで、メキシコ農園労働者への医療サービス提供や子供たちの教育などを支援されています。
バナナ園地の職員と「ほぺたん人形」
支援を受けている中学生と基金担当者
そして「ほぺたん人形」
★グロー(grow)の事をもっと知りたい方は、「Organics Unlimited社」のFacebookをご覧ください。(翻訳を見る、をクリックすると日本語表記を見ることが出来ます)
メキシコ合衆国
メキシコ中西部コリマ州テコマン地区
コリマ州テコマン地区のコアウアヤナ川沿いに園地はあります。