秋用8
雑草制御
ナギナタガヤ
◆特徴
雑草を抑え、春~初夏に自然に枯れて倒伏し被覆材となります。敷きわら状にして利用する場合、一般の牧草のように刈り払いの必要はなく、除草剤もいりません。また繁茂しすぎて果樹にからまる事もありません。
【播種期】
◆9月上旬~11月上旬
【基準播種量】
◆2~3Kg/10a
ヘアリーベッチ
◆特徴
ヘアリーベッチはマメ科の一年草。根粒菌の窒素固定による地力増進やアレロパシー効果による雑草抑制に優れています。
※アレロパシー効果とは、植物により他の植物の抑制を抑える効果です。
※利用作物や栽培体系、作業スケジュール
に合わせて3種類(寒太郎・藤えもん・まめ助)から選べます。
☆寒太郎
●開花が遅めの晩生種で、生草量が多く、多量の栄養成分の供給が期待できます。
●耐寒性・耐雪性に優れ、北海道の極寒地でも越冬の実力。
●ヘアリーベッチの中でも耐湿性に優れ、根張や根粒の着きも良好。
●生育期間が長く、長期の雑草抑制目的への利用にもおすすめです。
☆藤えもん
●低温伸張性と耐湿性に優れた、立型タイプの早生品種です。
●生育・開花が早いため、早期すき込みにもぴったり!早春に播く場合にもおすすめです。
●寒太郎と混播利用で長期的な開花リレーが可能となり、ミツバチの蜜源としての活用も
人気です。
☆まめ助
●開花の早い、早生品種。
●気温の上昇にともない、生育スピードもアップ。
●雑草との競合に強いため、1年雑草の高い抑制効果が期待できます。
●果樹園の草生栽培や畑地での利用に適しています。
【品種・特性・使い分け】
寒高冷地 (特に積雪地域) |
秋播き | 寒太郎 |
春播き | 藤えもん・まめ助 | |
一般地 西南暖地 |
秋播き | 寒太郎・藤えもん・まめ助 |
春播き |
【播種時期および開花期】
秋播き | 春播き | |||
播種期 | 開花期 | 播種期 | 開花期 | |
寒高冷地 | 9月上旬~10月中旬 | 5月中旬~6月上旬 | 4月上旬~5月上旬 | 6月上旬~6月下旬 |
一般地 | 9月中旬~11月上旬 | 4月下旬~5月中旬 | 3月上旬~4月上旬 | 5月上旬~5月下旬 |
西南暖地 | 9月下旬~11月下旬 | 4月中旬~5月上旬 | 2月中旬~3月下旬 | 4月下旬~5月中旬 |
【基準播種量】
◆3~5Kg/10a
※早生品種の利用や春播き、初めてヘアリーベッチを播く場合は多めの播種量をおすすめします。
天然貝化石
土壌改良剤
◆天然貝化石は、太古の海中に棲息した魚貝類が地殻変動によって埋没堆積し腐植化したものを乾燥、粉砕、精製した特殊肥料です。
【特性と効果】
●土壌の団粒化と通気性を高め、根群の健全な生育を促進します。
●酸性土壌とアルカリ性土壌のpHを効果的に中和します。
●土壌の保水力、保肥力を増大し、地力を高めます。
●土壌の深部まで浸透し、有益微生物の繁殖活動を盛んにします。
●細胞壁を強くし病気や虫害から作物を守ります。
●農作物の基肥、追肥いづれにも使用でき、また連用もできます。
●堆肥(有機物)と混合することにより、さらに地力を高めます。
●家畜のふんの処理にも使用できます。
●重金属や有害成分が含まれておりませんので安心して使用できます。
【標準施用量】
◆20Kg袋詰10アール当たり 10~12袋
※pHの低い所は、上記以上の施用が必要です。
ハウス関係は、上記の2倍以上の施用が必要です。
初年度、大量施用で、土壌を矯正すると2年目以降の施用は暫減します。